分身ロボット ALS患者らが遠隔操作

Information最新情報

分身ロボット ALS患者らが遠隔操作
2018/10/14

ALS患者など働く意思があっても外出困難な方がロボットを遠隔操作して接客する実験的なカフェが期間限定でオープンすると日本財団が発表しました。ALSは徐々に自身の体が動かしにくくなっていくため、技術の進歩により、障害を持った方でも行えること、可能性が広がっていくことが期待されます。

 

”遠隔操作でチョコレートを運ぶ分身ロボットの「OriHime-D(オリヒメディー)」(左)=22日午後、東京都港区
日本財団(東京都港区)は22日、筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者ら働く意思があっても外出が困難な人がロボットを遠隔操作して接客する実験的なカフェ「DAWN ver.β(ドーン・バージョンベータ)」を、11月26日から12月7日までの期間限定で同財団ビル1階にオープンすると発表した。
カフェではALS患者らがカメラやスピーカーを内蔵した分身ロボット「OriHime-D(オリヒメディー)」をインターネットを通じて遠隔操作。在宅のまま客の注文を取ったり、コーヒーを運んだりする。
目しか動かせない重度の患者でも、視線入力装置でロボットを動かしたり会話したりできる。障害者だけでなく、介護などで外出困難な人も就労可能になることが期待されるという。
記者会見した日本ALS協会前会長でALS患者の岡部宏生さんは文字盤を使い、「私のように全く体を動かせない者にとって自分の代わりをしてくれることは大きな意味があり、私たちにとって大きな希望になる」と話した。”

(引用:https://medical.jiji.com/news/16586

 

 

 

ALSは脳や末梢神経からの指令を筋肉に伝える運動神経細胞が侵される病気で、難病のひとつに指定されています。筋肉を動かそうとする信号が伝わらなくなり、筋肉を動かしにくくなったり、筋肉がやせ細ってきます。手や足、顔など、自分の思い通りに体を動かすことが、難しくなっていきます。

身体は動かしにくくなっていきますが、五感、記憶、知性の障害は見られません。しかし、体が動きにくくなっていくことで、自身で行えることも少なくなってしまいます。

このように障害がある状態でも行えること、働くことが出来ていくと、楽しみや自信にもつながっていくでしょう。技術の進歩により、障害を持った方でも行えること、可能性が広がっていくことが期待されます。

NEW ENTRY

Contactまずはお気軽にお問合せください
休日のご利用希望の場合はご相談に応じます

    お電話でのお問い合わせはこちら メールでのお問い合わせはこちら
© 2024 nurse care station L