「ノロ」上回る!食中毒 ”寄生虫”アニサキスが最多

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「ノロ」上回る!食中毒 ”寄生虫”アニサキスが最多
2019/03/14

2018年の食中毒の報告件数のうち、海の魚介類に寄生し、激しい胃痛などの原因となる寄生虫アニサキスが、ウイルスや病原菌を抜いてトップになったことが、今月13日、厚生労働省の公表にてわかりました。

 

アニサキスはサバやアジ、サンマなどの主に内臓に潜み、刺し身などの生食で体に入ります。約3週間で排出される間に、胃や腸に激痛を起こすことがあります。内視鏡で除去する治療法が一般的で、死亡例はありません。

 

厚労省によると、2018年の食中毒の報告総数は1330件。そのうちアニサキスは468件で、2位の病原菌カンピロバクター(319件)、3位のノロウイルス(256件)を上回りました。2018年はカツオ由来の報告が多かったようです。

 

一方、アニサキスは感染が広がらないため、患者数は478人で、ノロウイルス(8475人)やカンピロバクター(1995人)を大きく下回っています。

 

報告件数が増えた背景には、食品衛生法に基づく国への届け出の項目に、2013年からアニサキスが明示されたことが影響しているとみられています。アニサキスは十分な加熱や冷凍処理で感染力を失うが、しょうゆやワサビ、酢締めでは効果がありません。厚労省は引き続き、十分に処理された魚介類を選んで食べるよう注意を呼び掛けています。

 

(引用URL:https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20190314-OYTET50041/)

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