「先生、その薬、本当に必要ですか」思い切って尋ねてみたら…

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「先生、その薬、本当に必要ですか」思い切って尋ねてみたら…
2019/01/06

病院に通院してはいるものの、いざ先生を目の前にすると病気のことや薬のことが聞きにくい…

そんなことはないでしょうか。

 

50代男性が副作用について医師に質問したところ、このようなやり取りがあったようです。

男性 「あの~、実は先生、最近、薬を飲むとめまいやふらつきがして……」

医師 「寝不足か、加齢による感覚機能の低下じゃないですか」

男性 「いや、自分で調べたんですけど、これ、薬の副作用じゃないですかね。ネットや週刊誌にも書いてありましたよ。降圧剤を飲みすぎると『低血圧』になるって」

医師 「そういうこともあるけど、何? 私の診断がおかしいと言いたいわけ?」

明らかに医師は不機嫌そうな面持ちだったようです。

男性 「そういうわけではないんですけど、今日出してもらった薬って本当に必要なんでしょうか?」

医師 「いいですか、薬をちゃんと飲まないと血圧が上がって余計体調が悪くなりますよ。私の言うことより、週刊誌やネットの情報を信用されているのでしたら、どうぞ他の病院に行ってもらって結構です」

男性 「いや、そういうわけではないんですけど……。でも最近、本当にフラフラするんですよ」

医師 「わかりました。そこまで言うんだったら、薬を減らしてみますので、しばらくそれで様子をみてください」

医師は相当不満そうな様子でしたが、最終的には薬を減らすことができたようです。しかし、「何かあっても、自己責任ですからね」と最後に釘を刺されてしまいました。

 

 

上記のエピソードを聞き、鳥居泌尿器科・内科院長の鳥居伸一郎氏はこう語っています。

「患者さんから質問されて嫌な顔をしたり、怒ったりするのは、『サービス業』としてありえません。

データや教科書通りに、これが最良の治療法と決めつける医者がいますが、我々医者が一番に目指すべきものは、患者さん本人が望んでいる状態に近づけることです」

 

また、東京医療センター臨床研修科医長の尾藤誠司氏は、医師と患者のコミュニケーションは夫婦関係と似ていると話しています。

「患者は知らぬ間に医者のレールに乗せられがちです。むしろ医者と患者の間には多少の波風があったほうがいい。『メシ、風呂、寝る』だけでは、いいコミュニケーションが取れているとは言えませんよね。

時には『先生、それは嫌です』と言うほうが、関係性は豊かになる。しっかりと自分は『こうしたいんだ』と感情を伝えることが大切です」

(引用URL;https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190106-00058584-gendaibiz-bus_all&p=2

 

疑問を持つ、質問が出るということは、それだけご自身やご家族の疾患に関心を持っている証拠です。ぜひ、医師や看護師、機能訓練士などに質問をし、聞くことで何でも相談できる関係性をつくっていきましょう。

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