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保存血液、iPS細胞研究に利用へ
2019/04/25
京都大iPS細胞研究所と東北大東北メディカル・メガバンク機構は11日、同機構などが保存する血液をiPS細胞(人工多能性幹細胞)の研究に利用すると発表しました。
同機構などは2013年から、東日本大震災の被災者を対象とした健康調査を行っており、宮城、岩手両県の約15万人分の遺伝情報や健康情報を集め、血液の保存を行っています。
東京都内で記者会見した同研究所の山中伸弥所長は、
「iPS細胞を使って何千人規模の研究が培養皿の中でできる可能性がある。患者一人一人の遺伝情報や疾患などに応じた最適な治療の実現につながれば」
と話しています。
(引用URL:https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20190412-OYTET50002/)
保存した血液が、新たな医療の開発に役立てられています。疾患の早期発見や治療方法がますます進み、すべての方の暮らしの支えになることを期待しています。