「トイレ譲って」潰瘍性大腸炎の患者会がカード作成 抑えきれない便意の悩みに

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「トイレ譲って」潰瘍性大腸炎の患者会がカード作成 抑えきれない便意の悩みに
2019/09/06

持病のためお手洗いにすぐに行きたいものの、外出先の混雑したお手洗いに苦労する方も多いのではないでしょうか。そのような方々のために、患者会がアクションを起こしました。

 

「トイレを譲って頂けませんか? 病気のため、便意や尿意を自らの意思で抑えきれません。」

 

腸の難病である潰瘍性大腸炎の患者会「かながわコロン」が、こんな文言が書かれたトイレカードを作成しました。外出先での急な便意に悩む患者への普及と周囲の人への理解と協力を呼びかけています。

 

潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に原因不明の炎症が起こり、潰瘍などができる病気で国の難病に指定されています。薬による治療で多くは症状を抑えることができるが、良くなったり悪くなったりを繰り返しやすい。症状が悪くなると、急な腹痛や便意に見舞われるため、特に外出先ではトイレが大きな悩みだといいます。

 

会長の花岡隆夫さんによると、トイレカードを作成するきっかけになったのは、ある患者のツイッターでの書き込みがきっかけだったようです。同じ病気の悩みを持つ人たちなどから反響を呼び、会に相談が持ちかけられました。この患者の案を基に会員がアイデアを出し合うなどして完成させました。

 

トイレカードのデザインは、ホームページで公開。「潰瘍性大腸炎の他にクローン病、過敏性腸症候群、腸管型ベーチェット病、大腸がんなどで大腸切除した方など」にも使ってほしいとしています。ただし、健常者の人でもおなかを壊すこともあれば、緊急にトイレを必要とする場合もあるとして、「このカードを水戸黄門の印籠のように使うのではなく、あくまでお願いベースであることをご理解いただいてお使いください」と呼びかけています。

 

(引用URL:https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20190906-OYTET50001/

 

人に相談しにくいお手洗いの悩み。周りの方も「気が付きにくい」という点が挙げられます。カードを使うことで、持病の方や体調不良の方へより配慮しやすい環境になると、良いものですね。

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