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風疹の予防接種、免疫がない39~56歳男性を原則無料を検討
2018/12/03
首都圏を中心に流行している風疹は、今年に入ってからの患者数が2000人を超えています。国立感染症研究所の発表によると、11月5日~11日までのたった1週間の患者数も10週連続で100人を超えており、猛威を振るっています。
そこで厚生労働省は11月29日に、風疹の免疫がない39~56歳の男性を原則無料の定期接種の対象にする方向で検討に入りました。この年齢層は予防接種の制度変更の影響で接種の機会がないため、感染リスクが高いとされています。抗体検査を受け、免疫が十分ではないと判明した人が対象です。
風疹とはウイルス性の感染症で、くしゃみや咳などのしぶきで感染します。妊娠初期の女性がかかると、赤ちゃんに難聴や心疾患などの障害が出るおそれがああります。発熱などの症状を和らげる対症療法以外に治療法はなく、ワクチンで感染を防ぐほか方法はありません。特に妊娠中は予防接種が受けられないので、女性は妊娠の2カ月前までに済ませておく必要があります。
(引用:https://www.asahi.com/articles/DA3S13791208.html?iref=pc_ss_date、 https://www.asahi.com/articles/ASLCM41PTLCMULBJ007.html?iref=pc_extlink)
子どもの頃に予防接種を受けていても、成人になると免疫が弱くなる、あるいは高齢者になるとその効果はほとんど残っていないこともあるようです。予防接種はご自身はもちろん、大切な家族を守ることに繋がります。予防接種していないと感じたら、医療機関に相談してみましょう。