青森の無医村にできた「月イチ診療所」 診察は土日に

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青森の無医村にできた「月イチ診療所」 診察は土日に
2019/05/27

ご自身が住んでいる地域に医師がいない場合、あなたはどうしますか?そんな状況が長く続いている地域が、この日本にもまだまだ存在しています。人口は減っていき、医師の人手不足が深刻になり、その悩みは過疎化した街に広がるばかりです。そんな村に、月に1回開く診療所ができたことが話題になっています。

 

2008年から無医村となっている青森県下北半島の佐井村に4月、青森市浪岡の開業医大竹進さん(68)が診療所「さいクリニック」を開きました。浪岡で経営する医院の休業日を利用し月1回、村に1泊2日滞在して整形外科の診察をします。大竹医師は「月1回では医師不足の解消にはつながらないと思うが、医師偏在の解消のきっかけになればいい」と話しています。

 

診療所は一部事務組合の下北医療センターが村中心部で運営していた旧佐井診療所の隣接地に建設され、平屋建て約142平方メートル。用地は村が買収、無償貸与しているが、建物やX線機器など診療所の整備費約6千万円、運営費は大竹医師持ちです。「無医村自治体の解消」は大竹医師が2015年の知事選に立候補した際の公約の一つで、選挙後に村に協力を求めて診療所開設が実現しました。

 

先月、大竹医師や看護師、事務員ら12人は浪岡を午前7時半にマイクロバスで出発、約4時間かけて村に到着しました。バスを降りた大竹医師は「遠いなあ。冬期間が心配だ」と一言。

 

診察は毎月第2土曜の午後と、翌日曜の午前中です。この日は開院を待ちわびた住民たちが診察開始の1時間半以上前から集まり、待合室は十数人のお年寄りたちでいっぱいになりました。一番乗りは田中市蔵さん(80)。ウニ漁を終え、バイクで腰痛と手足のしびれを治療にきました。

 

村によると、内科医が常勤していた旧診療所は2008年4月、県の医療統合方針で隣の大間町の国保大間病院に吸収されたが、今春まで整形外科医が一時不在だったといいます。村の高齢化率は44%を超え、お年寄りがもっとも求めているのが整形外科医です。治療のためむつ市のむつ総合病院まで出掛けなければいけなかった村のお年寄りたちは、村を午前5時20分ごろの始発バスで出掛けていました。

 

「患者がいっぱいでその日に治療ができないってこともあった」と田中さん。村に整形外科医が来てくれて「助かる」と話しています。

 

当面、診察は整形外科のみだが、大竹医師の呼び掛けに応じ、佐井村に短期間滞在しサポートしたいという専門医が関西や東京、県内に12人ほどいるといいます。開院祝いに駆けつけた樋口秀視村長は「治療のため北海道函館市、県内では十和田市まで通っている高齢者もいて、付き添う家族の負担も大きいだけにありがたい。助けに来てもいいという医師が複数おり、(医師不足の解消へ)佐井モデルが構築できたらいい」と話していました。

 

引用URL:https://digital.asahi.com/articles/ASM4F517PM4FUBNB009.html?rm=434

 

ご自身だけでなく、家族の負担を減らしてくれる、とても大きい存在である村の診療所。こういった地域の現状が都心に伝わり、1人でも多くの医療従事者が関心を寄せて行動してくださることを心より祈っております。

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