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金沢市が高齢者見守りアプリ導入へ まち全体協力
2018/12/25
認知症を持つ高齢者を、街全体で協力し見守る動きが地域で広がり始めています。
金沢市は来年1月をめどに、スマートフォン向けの認知症高齢者の見守りアプリを導入することを決定しました。市民に広くダウンロードを呼びかけ、高齢者を「まち全体でさりげなく見守る」地域づくりを目指していきます。
市長寿福祉課によると、捜索を必要とする「ひとり歩き」の程度や回数が著しい認知症高齢者は、市内に約200人います。
新システムは、ICチップ入りのタブを身につけた高齢者とアプリを入れた人がすれ違うと、場所や時間の情報が自動的にサーバーに蓄積され、家族が行動の記録を確認できる仕組みです。
1月に無料アプリをリリースし、2月ごろからの稼働を目指しています。同課によると、ICチップを利用した同様のシステム導入は県内初だそうです。
アプリでは、行方がわからなくなった高齢者の捜索情報も発信します。家族だけが行動を常時把握するGPSと違い、市民ひとり一人に気軽に見守りや声かけに参加してもらう狙いです。
同課の山下慎一課長は「ご家族を孤立させず、市民全体で見守っているという意識を醸成できれば。ひとり歩きがどんどんできる街にしていきたい」と話しています。
(引用URL:https://www.asahi.com/articles/ASLDB415TLDBPJLB003.html?iref=pc_ss_date)
金沢市だけでなく、徳島市でも11月から認知症高齢者を見守るQRコードシールの配布が始まるなど、日本全国で暮らしやすい街づくり政策が始まっています。ご家族はもちろん、さまざまな年齢の方が高齢者の暮らしに興味を持ち、安心安全に暮らせる日本になると良いものですね。