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小さい水ぶくれ状の発疹「手足口病」流行の兆し
2019/06/20
子どもがかかりやすく、手足や口の中に発疹ができる手足口病が流行の兆しを見せています。
国立感染症研究所の18日の発表によると、全国約3000の小児科から報告があった患者数は、今月3~9日の1週間で8823人でした。1医療機関あたり2.79人となり、過去10年の同時期では最も多いと考えられています。今のところ、西日本で患者の増加が目立っており、夏場の本格的な流行に備え、専門家が予防を呼びかけています。
都道府県別では、鹿児島(14.02人)が最も多く、福岡(11.73人)、佐賀(11.26人)、宮崎(10.58人)が続いています。このほか、大分、大阪、熊本、岡山、長崎の5府県が、流行の警報を出す基準(5人)を超えているようです。
手足口病は、手などに付着したウイルスを口から取り込んでうつります。3~3ミリの水ぶくれ状の発疹が現れ、数日で治りますが、まれに脳炎などの重い合併症を引き起こすこともあります。
子どもの感染症に詳しい斎藤昭彦・新潟大学教授(小児科)は「保育園や幼稚園での流行が心配される。大人も子どももこまめに手洗いをして予防を心がけてほしい」と話しています。
(引用URL:https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20190619-OYTET50007/)
寒い季節と異なり、夏は感染症への意識が薄くなる時期です。改めて、手洗いなどをしっかり行い、家族皆様の健康維持を意識していきましょう。