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乳がん治療薬「ベージニオ錠」、厚労省が注意喚起指示
2019/05/21
乳がん治療に使われる「ベージニオ錠」について、厚生労働省が関係機関や医療従事者に向け、注意を呼び掛けています。
厚生労働省は17日、昨年11月から今年5月までに、乳がん治療薬「ベージニオ錠」(一般名・アベマシクリブ)を使った患者14人が重い間質性肺疾患を発症し、うち3人が死亡したと発表しました。
死亡した1人を含む4人は、薬との因果関係が否定できないといいます。
製造販売元の日本イーライリリー(神戸市)に対し、薬の添付文書の改訂と医療関係者への注意喚起を指示しました。
厚労省によると、ベージニオ錠は、手術ができなかったり、再発したりした乳がん患者に使われる飲み薬。昨年9月に製造販売が承認され、11月に発売されて以降、約2000人が使用しているとみられます。
注意喚起では、医療関係者には、呼吸困難など間質性肺疾患の初期症状に注意し、異常があれば投与を中止するよう求めており、薬を使う患者には、息切れや息苦しさ、空せき、発熱などの症状が出たときは、すぐに医師や薬剤師に連絡するよう呼びかけています。
(引用URL:https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20190518-OYTET50000/?catname=news-kaisetsu_news)
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