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10月10日、本日は「世界メンタルヘルスデー」です。
オランダに本部を置くNGOの世界精神衛生連盟(WFMH)がメンタルヘルス問題に関する世間の意識を高め偏見をなくす目的で、1992年に毎年10月10日を世界メンタルヘルスデーに制定しました。世界保健機関(WHO)、汎米保健機構(PAHO)なども協賛し、世界中で啓蒙活動などが行われています。日本ではメンタルヘルスに関連するアウェアネスリボン運動の「シルバーリボン」が、2011年(平成23年)からこの日に合わせたイベントを展開しています。今年(2018年)のテーマは「変化する世界における若者とメンタルヘルス」です。
「メンタルヘルス」という言葉を聞く機会が増えてきています。
日本では気分障害(うつ病など)の患者数が年々増加しています。会社や社会で対応し、うつ病やそれに伴う自殺などを防ごうという動きがあります。
しかし、うつ病を含む精神疾患を抱える労働者の約70%がそのことを隠している、日本では上司が従業員のうつ病に対応していた比率が対象となった15か国中最下位だったという研究結果もあります。
この活動をきっかけにうつ病やその他の精神疾患に対する理解が深まり、そのような疾患を抱えた方も生きやすく、隠さずに治療を受けられる社会になるよう願います。
もし、身近な人がうつ病にかかってしまったら、安心して休息できる場を作ってあげましょう。否定したりせずにご本人の話しを聞いてあげたり、さりげない気遣いが安心感を与えます。そして、励ましたり、特別なことをするのはかえって悪化をさせてしまうことがあります。
ご本人の様子を見て、必要に応じで受診に付き添うなども良いでしょう。
ご本人はもちろん、その周りの方も調子を崩したり悪化たしりしないよう医療スタッフ、医療機関を上手に使ってください。