中秋の名月

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中秋の名月
2018/09/24

本日は中秋の名月です。
十五夜のお供えをされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。少し雲がありましたが、月がきれいに見えましたね。

中秋の名月とは旧暦の8月15日の夜に見える月のことを指します。今年は9月24日が中秋の名月、翌日の25日が満月となります。

「十五夜」は満月にあたる旧暦の毎月15日の夜を指しますが、中秋の名月だけお月見をするのは月がとても美しく見え、お月見をするのに最も適している日だからです。そのため中秋の名月のことを一般的に十五夜と呼びます。

 

十五夜という風習は中国では唐の時代から行われており、そこから日本に伝わってきたもので、平安時代には美しい月を愛でるという文化として貴族の間に広まっていきました。
その後、江戸時代頃より、月の満ち欠けなどを見て農耕を行っていた農民たちによって、収穫への感謝と豊作を祈るお祭りとして広まり、お供えをするなど、今のお月見の形が作られたそうです。

お月見のお供え物として、ススキ、月見団子、農作物などがあります。
ススキは月の神様をお招きする「依り代」として供えられています。白い尾花が稲穂に似ていることや魔除けの効果があるとも信じられていたためススキが使われるようになったといわれています。また、お月見のあと、お供えしていたススキを軒先につるすことによって、一年間病気をしないという言い伝えもあります。

そして、元々は収穫された里芋などのイモ類や豆類がお供えされていたようですが、江戸時代の後期になると、五穀豊穣の感謝を込める意味で収穫したお米で作ったお団子もお供えされるようになりました。中でも里芋をお供えするのは一般的で「中秋の名月」は「芋名月」の異名も持ちます。また、丸い形は縁起がいいということで収穫だけではなく、お団子を食べることによって健康や幸せになれるとも考えられています。
団子の数は十五夜なら15個、ピラミッドのように積んで供えます。これは、一番上の団子が霊界との懸け橋になると考えられていたからです。

十五夜のお供え物は、健康や幸せを祈願する意味あり、食べることによって神様との結びつきが強くなると考えられているため、食べてもいいと言われています。

このような行事を通じ、季節や文化を感じながら健康で幸せに過ごしていきましょう。

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