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1型、2型糖尿病を含め、治療で必要となるのが血糖測定です。従来のものであれば、指にパチンと針を刺すことで少量の血液を出し、センサーで読み込むことにより血糖値を測定します。
最近では、採血の必要は一切なく、500玉程度のセンサーを二の腕などに貼り付けると、痛みなしに24時間、2週間分の血糖を測定し続けられる「新型血糖測定器」も販売されています。
この新型血糖測定器は、間質液(かんしつえき=血管がない場所の体液)に弱い電気を流して血糖値を“予測”しています。
そこで今回は、従来の測定器と新型測定器のメリット、デメリットを比較してご紹介します。
■従来の血糖測定器
<メリット>
確実な血糖測定が可能
<デメリット>
・穿刺(せんし)時に痛みが発生する
・血液量が少ない場合、正しく測定できない
■新型血糖測定器
<メリット>
・穿刺しないため、痛みなく血糖測定ができる
・2週間に1回取り替えるセンサーを貼り付ける際も、痛みがほとんどない
<デメリット>
・実際の血糖値とズレが生じることがある
(高血糖の際に30~100mg/dl程度ズレることがあるようです)
寝たきりの方や体調不良の際は、わざわざ血糖を測る必要のない新型血糖測定器がおすすめですが、血糖値をしっかりコントロールしたい方は従来のもの方が治療に適している場合があります。
穿刺時のストレスや手間を感じている方は医師や看護師に相談し、どんな血糖測定器がご自身に合っているか一緒に考えていきましょう。
(参考URL:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO16072050Y7A500C1000000?channel=DF140920160919、
http://analog-kai.org/Libre/#4、
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2017/027279.php)