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しっかりした睡眠がとれると翌朝もスッキリし、日中も行動的になるものです。しかし、実は年齢を重ねるうちに、睡眠の質が変わっていくことをご存知でしょうか?
睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類があります。レム睡眠は、身体の力は抜けているものの脳は活動している浅い眠りです。一方、ノンレム睡眠は脳の活動が低下している眠りのことを指します。
入眠後は徐々に浅い眠りから深い眠りへと移っていきます。睡眠中は、このレム睡眠とノンレム睡眠が一定の周期で、一晩に4〜5回繰り返します。ノンレム睡眠中で脳の活動が最も低いとき、熟睡状態になっています。
ところが高齢者ではこの状態が減り、特に70歳以上になると、ほとんど消失していることが多くなります。これは、加齢による老化現象で睡眠の質が変わり、眠りが浅く、しかも分断されがちになっているためです。
それでは、良く眠るためにどのような工夫をしたら良いのでしょうか。
≪健康な睡眠を守る方法≫
① 8時間睡眠にはこだわらない
1日8時間の睡眠が必要と考えている方が多いようですが、実際に日本人の睡眠時間は平均約7時間、高齢者では6時間程度です。適切な睡眠時間には個人差があり、季節によっても変動します。そのため、睡眠時間にこだわらないことが大切です。
② 眠くなってから床に就く
眠くないのに無理に眠ろうとする、それがストレスになり、かえって眠れなくなります。眠くなるのを待って、寝床に入るようにします。
③ 起きる時間を一定にする
寝不足気味のことがあっても、起きるのは毎朝、同じ時間にします。3度の食事も決めた時間にとるようにして、規則正しい生活習慣を身につけましょう。
④ 昼間はしっかり活動性を上げる
朝は日光を取り入れ体内時計を調節します。そして、昼間の活動性を高め、散歩や運動などで太陽の光を十分浴びるようにします。 できるだけ外に出て、活発に活動することが、健康な睡眠を守る知恵です。
上記の4つが大切なポイントです。
ストレスを貯めず、日中の時間を楽しく過ごして良い眠りにつなげていきましょう。