メタボリックシンドローム微増、生活習慣見直しで予防を

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メタボリックシンドローム微増、生活習慣見直しで予防を
2018/09/22

メタボリックシンドロームの該当者と予備軍は約1412万人で、約1050万人にまで減らすという目標を達成出来なかったと、厚生労働省は発表しました。毎日の生活習慣を改善することで、内臓脂肪を減らし、メタボリックシンドロームを予防、改善していきましょう。

 

”厚生労働省は、2013~22年度の国民の健康づくり計画「健康日本21」の中間評価を公表した。メタボリックシンドロームの該当者と予備軍は15年度時点で約1412万人となり、同年度に約1050万人まで減らす目標を達成できなかった。このため厚労省は目標の達成時期を22年度まで先送りする。

健康日本21は、適正体重や運動習慣、食生活などについて22年度までの10年間の数値目標を定めた計画。中間評価では、全53項目のうち健康上の問題がなく日常生活を送れる「健康寿命」など6割の項目で改善がみられた。
一方で、メタボ該当者と予備軍については08年度(約1400万人)よりも25%減らす目標に届かなかった。
また、進行した歯周病の人の割合は、16年度時点で40歳代が44.7%、60歳代が62.0%で、22年度までにそれぞれ25%、45%とする目標値を大きく下回っている。”

(引用:https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180922-OYTET50011/?catname=news-kaisetsu_news_kenko-news)

 

メタボリックシンドロームとは、ただ太っている状態のことではありません。「内臓脂肪症候群」とも呼ばれ、複数の病気や異常が重なっている状態を表します。腸の周り、または腹腔内にたまる内臓脂肪の蓄積によって、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の重なりが起こっていることを示します。そして、この状態は、心筋梗塞や脳梗塞の原因となる動脈硬化を急速に進行させてしまいます。つまり、それぞれの病気の診断基準を満たさない予備軍や軽症の状態であっても、それらが2つ3つと重なっている場合はすでに手を打たなければならない状態として捉えるということがメタボリックシンドロームの考え方です。

メタボリックシンドロームの診断基準は
①腹囲が基準値(男性:85㎝、女性90㎝)以上
②中性脂肪値が150㎎/dL以上かHDL-コレステロール値が40㎎/dL未満、またはその両方
③収縮期血圧130㎜Hg以上か拡張期血圧85㎜Hg以上、またはその両方
④空腹時血糖値110㎎/dL以上
この4項目のうち、①に加え②~④のうちの2つ以上に当てはまるとメタボリックシンドロームとされます。

メタボリックシンドロームの主な原因は、食べすぎや運動不足で蓄積した内臓脂肪です。毎日の生活習慣を改善することで、内臓脂肪を減らしていきましょう。内臓脂肪を減らすには、「運動によるエネルギー消費」と「食事減による摂取エネルギー抑制」の両方をバランスよく行なっていくことが大切です。
運動ばかりでは疲れて挫折してしまいますし、食事だけでは、栄養が不足してしまい、筋肉量が減少し、リバウンドしやすくなってしまいます。両方をバランスよく、無理なく続けていきましょう。

(参考:http://www.metabolic-syndrome.net/)

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