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慢性便秘症 2タイプに分類 新薬次々 広がる選択肢
2019/02/02

思うように排便できない便秘に、長年悩まされる人も少なくないのではないでしょうか?

慢性便秘症の原因や症状を整理し、治療法を示した初の診療指針が昨年まとまりました。新たな薬も相次いで登場し、患者の選択肢が広がってきています。

 

厚生労働省の調査によると、男性で2%、女性では4%が便秘の症状を訴えており、高齢者になると、80歳代以上だと、男女ともになんと1割を超えます。

 

食べ物は胃などで消化され、小腸で栄養が吸収され、大腸にたどり着いた時に残った老廃物を便と呼びます。ところが、小腸や大腸の働きが低下したり、直腸や周辺の筋肉がうまく働かなかったりすると、便秘の状態になってしまいます。

 

診療指針では、便秘のタイプを「排便回数減少型」と「排便困難型」の二つに分類しています。

 

排便の量が少なくなり、回数も減る「減少型」は、食事の量や食物繊維の不足、薬の副作用によるものがあります。

 

一方、「困難型」は、直腸が女性器の 膣 にめり込む「直腸瘤(りゅう) 」、肛門周辺の筋肉が緩まず便が出ない「アニスムス」など、直腸の形や筋肉の異常が原因となります。

 

また、検査で異常が見つからないのに、腹痛に加えて便秘や下痢が数か月続く「過敏性腸症候群」も、慢性便秘症と位置付けられています。

 

指針の作成に携わった兵庫医大内科学消化管科教授の三輪洋人さんによると、「治療にはまず生活習慣の改善が必要です。適度な水分の摂取や運動を心がけ、食物繊維や腸内細菌のバランスを整える乳酸菌などを意識した食生活が望ましい。」と語っています。

 

薬物治療では、便を軟らかくする酸化マグネシウムなどの下剤を最初に使います。腸粘膜を刺激し、大腸の収縮運動を活発化させる刺激性の下剤は、薬が効きにくくなる耐性が懸念されるので長期使用は避けることが大切です。

 

昨年から新しい処方薬の発売が続いており、「リンゼス」は小腸や大腸の中の水分を増やし、便を軟らかくする採用があります。

 

また、「グーフィス」は大腸内の胆汁濃度を高めて水分を増やし、腸の収縮を促す薬で、がんなどの痛みを抑えるオピオイドの副作用で起こる便秘には、「スインプロイク」が使えます。

 

さらに、酸化マグネシウムと作用が似た「モビコール」も、近く発売される予定で、疾患や症状に合わせた新薬が続々と開発されています。

 

(引用URL:https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20181119-OYTET50036/

 

高齢になると便秘に悩む方も多いものです。まずは医師、看護師などに相談をし、何が便秘の原因になっているのか一緒に探しながら、便秘を改善していきましょう。

 

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