運転免許返納 高齢者

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運転免許返納 高齢者
2018/10/15

先日、訪問させていただいている、80歳代の男性が免許の更新をしてきたとのことでした。

近年、高齢者による交通事故の割合が増えてきて、免許の返納などが話題に上がることがあります。

その方は認知機能検査と高齢者講習を受け問題なかったため、更新しています。

家族からはそろそろ運転をやめたほうがいいのではないかという声もあったそうです。しかし、ご本人にそのつもりはなく、講習を受け、結果更新出来ています。

その方の意見として、徐々に体力が落ちているのは感じており、歩行での買い物等の外出は難しくなってきています。そのため、車がないと買い物にも行けないとのことでした。

確かに、高齢者の免許の返納が進まない理由として、返納後の行動の問題があります。
また、免許の返納を行なうことで自身の老いを認めることになり、なかなか受け入れられない方もいます。
家族や周りの方が目を配り、場合によっては返納を勧めていきたいとの意見もありますが、上記の問題もあり、自身で自覚がない限り、難しいのも事実です。

一定の年齢以上で強制的に返納させるという意見もあります。しかし、これも身体状況や認知機能は人により差があり、運転に問題のない方も返納させられてしまい、理不尽だという意見も出てくるという懸念もあるそうです。

最近では、送迎をし買い物に同行してくれるような自治体のサービスがあったり、ネットスーパーのような買い物のサービス、また、自動車の自動運転の技術が進んでいたりと、様々なサービス、技術の進歩があります。
これらをうまく活用し、免許の返納後も困らないような生活ができるように周りでサポート出来る環境が整っていくと良いですし、そこに協力していきたいと思います。

交通事故を起こしてしまうと、その被害者はもちろんですが、ご本人やそれぞれのご家族のかたなども悲しい思いをすることになります。
ご自身の運転に心配がなかったとしても、ご家族や周囲の方から返納を進められたときや、ある程度の年齢になったら、検査を受けるなどして、自身の運転能力を確認してみることをお勧めします。

また、免許証の返納を行うことで、バスやタクシーが割引料金で利用出来たり、スーパーや百貨店などの配送サービスが割引で利用出来たりと様々なサービスも利用できます。
免許の返納についてご家族と話し合うなど検討されてみてはいかがでしょうか。

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